日本郵船氷川丸(足場架け工事を伴う)排管交換工事
日本郵船氷川丸の3階にあたるAデッキはお客様の見学コースとなっていますが、そこのお客様用トイレ(男子小便器)に水漏れが発生しました。緊急対応事態です。 本管は経年劣化にともない交換が必要です。直下はエンジンルームとなっており、ここの天井が2階までの吹き抜け構造になっています。
そのためエンジンルームから2階分の足場を作りAデッキの床下にアクセスするという手順で進めることにしました。
問題のAデッキ(3階)の男子トイレ 事前調査を入念に実施します
支管から本管までは高圧洗浄で対応
排管の本管はエンジンルームから作業して交換することは決定していました。しかし個々の小便器から本管につながる支管の状態については、交換が必要かまた工期内で交換工事ができる状況かはその場で調査しました。
スコープで調べた結果、高圧洗浄で解決できると判断しました。
見学コースの目玉、巨大なエンジンルームに足場を組みます
休館日は1日だけ、時間との闘い
足場が完成。ここから天井部、つまり問題のAデッキの床下部分の排管を交換しました。
歴史ある施設だけに、通常工事の概念では対応できない難しい工事も少なくありません。
今回はお客様に迷惑をかけることなく、休館日内で終わらせるため休館日の前日の営業終了時間から工事を開始、結局徹夜状態の工事となりました。 日本郵船氷川丸の休館日内ですっかり配管工事は終了。
お客様に快適なトイレを使っていただくことができました。